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『プリズム』(百田尚樹)

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  内容(「BOOK」データベースより)

「僕は、実際には存在しない男なんです」世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞った。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子はいつして彼に惹かれていく。しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、結ばれざる運命に翻弄され―。

感想

百田尚樹さんの『プリズム』という作品です。

この作品の内容は乖離性同一性障害の男性に恋をしてしまう女性のお話です。乖離性同一性障害とは簡単に言うと多重人格です。この主人公の女性は多重人格のうちの1人を好きになってしまいます。

テーマとしてはかなり難しいですが、病気などの説明が細かく、ストーリ展開や登場人物たちがそれぞれ魅力的なので飽きずに読むことができます。途中涙が出るくらいに切ない小説となっています。

この作品を読んでいて、個人的には人はある意味でみんな多重人格ではないか?と思うときがあります。

本書中にもあるが、お酒に酔った時とシラフの時ではどちらが本性なのかというものです。

他にも人によって接し方が違う人もいますよね。昔は誰に対しても同じ接し方だったのに年が経つにつれていつしか、表の顔と裏の顔を使い分けていたりします。

作品の所々で読者に対して疑問を投げかけてくるので、その度に考えさせられます。

この『プリズム』というタイトルはそういった意味でかなりのネーミングセンスだと思います。

テーマは難しいですが、小説として純粋に面白いのでぜひお楽しみください。

田中

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